シックハウス症候群とはなにか? |
1995年7月のPL法の施工前後から、各地で建材やインテリア内装材から
放散するホルムアルデヒド等に起因すると思われる被害事件例が報告さ
れ社会問題化した。
オフィスとは違い、住宅の場合はホルムアルデヒドによると思われる皮膚
や粘膜に対する被害事件例が目立つだけに、幼児を中心としたアトピー
性皮膚炎が大きな問題となっている日本では早急な対策が求められて当
然である。
住宅には乳児、幼児、老人等が24時間生活している。室内空気の環境
にもっと配慮するべきである。
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どの化学物質が問題か? |
この数年間、シックハウス症候群に関する情報が過剰とも思えるほど流
された。原因と指摘された化学物質も多岐にわたり、また呼称も「新築病」
や「住原病」等様々である。
この状況の中、昨年春にガイドラインを発表した政府のプロジェクトの「健
康住宅研究会」は、優先取り組み物質として次の3物質3薬剤をリストアッ
プしている。
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| ●3 物 質 |
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| ホルムアルデヒド |
フローリング等の合板や壁紙用接着剤等から放散する。 |
| ト ル エ ン |
塗料・家具・フローリング等の接着剤より放散する |
| キ シ レ ン |
塗料・家具・フローリング等の接着剤より放散する。 |
| ●3 薬 剤 |
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| 木 材 保 護 材 |
薬剤注入土台・木材保護塗料より放散する。トリクロロベンゼン。 |
| 可塑剤 |
ビニールクロス等の軟弱材。フタル酸エステル系(ジ2−エチルヘキシ
ル)がもっとも多い。 |
| 防蟻材 |
土台・木材等の塗布防蟻材より放散する。トリクロロベンゼン。 |
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※3物質3薬剤は住宅にしようされる建材、内装材を検討した中から優先取り組み物質とし
てリストアップされた。したがって3薬剤のうち木材保護材と防蟻剤は木材用である。 |
VОCとはなにか? |
揮発性有機化合物 … トルエン・キシレン・ベンゼン等を指す。
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※ホルムアルデヒドの人体への影響
ホルムアルデヒドの濃度と人体への影響は、一般に0.1ppm以下の濃度であるなら通常
の健康体の身体にほとんど影響がないと言われている。したがって各国の基準値勧告値
は0.1ppm以下での設定が多い。
尚1ppmとは100万分の1を意味しており、分かりやすく表現するなら1Klの空気の中に
1mlのホルムアルデヒドが含まれる状態をいみする。
いずれにせよホルムアルデヒド等の化学物質による人体への影響は医学用語で言う固
体差(個人差)があるため最大限の配慮と対策が必要である。 |
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| ●ホルムアルデヒドの人体への影響(横浜国大大堀氏の文献より) |
| 0.03ppm |
目、鼻、喉に対する刺激を感じる事はないとされている。 |
| 0.5から0.45ppm |
目への刺激が始まる。(0.35ppm前後においを感じる。) |
| 約0.5ppm |
臭気や喉に刺激が加わる。 |
| 2〜3ppm |
鼻や喉に刺激が加わる。 |
| 4.5ppm |
催眠が起こる。 |
| 10ppm |
正常な呼吸が困難になる。 |
| 50〜100ppm |
5〜10分間暴露で急性中毒を起こす。 |
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